社会保険労務士とは?どんな仕事・業務を行うの?【初心者向け】

ビジネス 男

当ページでは、「社会保険労務士とは何なのか」について、とても簡潔に分かりやすく説明しています。

  • 「社会保険労務士」に少し興味がある方
  • これから勉強しようと思う、初学・初心者の方

に向けた、基本中の基本の、第一歩となるページです。

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社会保険労務士って?

皆さんは、「社会保険労務士」のことを、いつどこで知ったでしょうか。

私は、大学生の時、人事の仕事に興味を持っており、人事の仕事について調べていくうちに、「社会保険労務士」のことを知りました。

しかし、「社会保険労務士」のことを、学生の時から知っている人は、そんなに多くないですよね。

社会に出ても、人事や総務部門に配属されていなければ、「社会保険労務士」について詳しく知る機会は少ないと思います。

では、「社会保険労務士」とはいったい何でしょうか。

「士」と付くことから、「税理士」や「公認会計士」、「弁護士」などのような、何らかの「士業」なのかな、という想像ができますね。

ちなみに、「士業」とは、専門性の高い国家資格を有する職業の俗称です。

一言でまとめると、

社会保険労務士」とは、「人事や労務管理、社会保険のスペシャリスト」のことです。

昭和43年にできた「社会保険労務士法」により生まれた、専門性の高い国家資格です。

ちょっと名前が長いので、「社労士」と略されることが多いです。

労働基準法」や「労働保険」、「社会保険」などに関するスペシャリストということで、
働いて対価を得ている私たちにとって、とても身近な存在なんです。

法律を学ぶことは、少し固いイメージがあり、手を付けにくいですが、

私たちの生活に非常に近い分野なので、法学部卒や人事部経験者でなくとも、親しみやすい資格ですよ!

ということで、社労士の勉強をすると、「社労士として活躍できる」以外のメリットもたくさんあるんです。

給与明細の見方」や「出産に伴う社会保険」、「自分の労働環境に不正がないかどうか」等々、実生活のあらゆるところで役立つ、有益な知識を身につけることができます。

毎年8月に行われる試験に向けて、幅広い年齢層の方が勉強している、とても人気の高い職業なんです!

社労士の仕事・業務内容は?

ただいまご説明した通り、社労士は、労働や社会保険のスペシャリストとして、企業や労働者に関する仕事をしています。

業務の種類は、大きく、以下の3種類に分かれます。

  • 1号業務 ←(独占業務)
  • 2号業務 ←(独占業務)
  • 3号業務

このうち、1号業務と2号業務は、社労士の「独占業務」です。

独占業務とは、社労士の資格を持っていなければ、報酬を得て行うことができない業務のことです。

つまり、社労士だけに許された仕事ということですね。

近年、労働環境や社会情勢は刻一刻と変化するため、社労士の活躍フィールドは、どんどん広がっています。

労働や社会保険に関する法律は、けっこうな頻度で改正が行われるので、その都度勉強しなければなりませんが、その分、社労士の価値・ニーズは高まっていくと予想されますね!

それでは、3種類の業務について、簡単にですが、ご紹介します。

ここから、少し専門的になるので、イメージが湧かない言葉も多いと思いますが、まずは目を通すだけで十分ですよ!

私も、漢字続きの言葉に慣れるまで、時間がかかりました。

1号業務(独占業務)

  • 労働社会保険諸法令に基づいた「申請書等の作成」
  • その申請書等の書類を、行政機関に提出する手続きを行う「提出代行」
  • 事業主から委任を受け、行政機関へ提出、主張、陳述を行う「事務代理」
  • 紛争解決手続代理業務

こういった業務が、1号業務と言われています。

最初は、慣れない言葉だらけで、何のことか全然分かりませんね。

ちなみに、紛争解決手続代理業務というのは、特定社会保険労務士でなければ行えない業務です。

特定社会保険労務士とは、社会保険労務士として登録していて、かつ、紛争解決手続代理業務試験に合格した人を指します。

社会保険労務士の、もうワンランク上の資格が存在するんですね!

2号業務(独占業務)

2号業務は、労働社会保険諸法令に基づいた「帳簿書類等の作成」という業務のことです。

例えば、就業規則や賃金規定の作成・届出を行ったり、労働者名簿の作成を行ったりします。

3号業務

3号業務は、人事・労務コンサルタントのような業務です。

あらゆる企業の、人事や労務上の相談に応じ、適切なアドバイスを行います。

人事制度や、賃金、雇用、労働時間の管理など、企業の「第2の人事部」として活躍します。

この業務自体は、社労士でなくとも行うことができます。

しかし、社労士は、法律で認められた専門的な労務管理コンサルタントなので、やはり、価値やニーズが高いと言えます。

自分の経験や他の資格と併用することができるので、独占業務ではありませんが、この3号業務は、とても注目を集めている業務なんです!

まとめ

いかがでしたか?

以上が、「社会保険労務士とは何か」「どのような仕事・業務を行うのか」に関する説明です。

社労士がどんな職業なのか、何となくでもいいので、イメージが少しでも湧いていてくれたら嬉しいです。

先ほどもお伝えしましたが、近年の急速な労働環境の変化により、社労士は、とても注目や人気を集めています。

最近では、従来の3種類の業務に加えて、「補佐人制度」という新しい業務も出てきました。

平成26年11月、社会保険労務士法の一部の改正により、

労働や社会保険に関することで、訴訟代理人の弁護士とともに、補佐人として裁判所に出廷・陳述を行うことができるようになりました。

社労士の仕事・ニーズは、これからもどんどん拡大していくことでしょう。

もし、社労士に興味をもっている方がいれば、まずは基本の基本から学んでみてくださいね!

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