当ページでは、社会保険労務士試験に独学で合格するための「学習スケジュール」について、とても簡潔に分かりやすくご説明しています。
社労士の試験範囲は、とても広いです。
法律の勉強をするのが初めての人も多いでしょう。
社会人の方は、勉強時間の確保に頭を悩ませるかもしれません。
だからこそ、試験本番までの「学習スケジュール」を、あらかじめ考えておくことは、とても大切なことです。
体系的な理解→部分的な理解+問題演習の意識を!
まずは、学習の順番についてお話しますね。
先に申し上げておきますが、
自分に合った順番、スケジュールで勉強していくのが1番です。
仕事でも受験でも同じですね。
ただし、「こうしたほうが良い」「オススメの勉強方法はこんな感じ」といったアドバイスくらいはできるので、
自分に合った学習スケジュールが分からないという方は、ぜひ参考にしてみてください。
勉強の順番としては、まず、全体的な体系の理解から始めます。
簡単なテキストに、ザーッと一通り目を通すくらいでいいです。
細かいところまで覚えようとしなくて大丈夫です。
その後、最初に戻って、部分的な勉強を始めます。
各科目の、ちょっと細かいところも頭に入れるようにします。
と同時に、問題演習に、早くも取り組みます。
テキストや教科書をじっくり読み込むことで、問題が解けるタイプの人もいると思いますが、
問題演習を数多くこなすことで、深い理解や高得点につながる人のほうが多いと思います。
例えば、大学入試でも、なるべく早めに、何度も赤本(過去問)を解けと、よく言われますよね。
社労士も同じなんです。
早い段階で、問題集や過去問を解いてみて、何週もする。
セオリー通りの勉強の順番が、1番効率的です。
長期スケジュールを立てよう!
勉強の順番を、なんとなく頭に入れたところで、
今日から、8月の試験本番までの、学習スケジュールを考えてみましょう。
スケジュールには、長期・中期・短期とありますが、
まずは、長期のスケジュールを考えます。
お好みで構いませんが、例えば、今日から試験本番までを、4つに区切るとします。
- 試験本番までちょうど1年あれば、3ヵ月ごと
- 試験まで半年あれば、1.5ヵ月ごと
といった具合ですね。
その4つの期間を、「前半」「中間」「後半」「追い込み」期としてみます。
- 「前半」期では、テキストを読み込んで、「理解」を中心に勉強します。
- 「中間」期では、これまで理解したことの整理や、部分的な学習、問題集にも取り組み始めます。
- 「後半」期では、問題集も、2週目、3週目、4週目と進め、解くスピードを早めていきます。
- 「追い込み」期では、苦手な科目の克服や、ミスしやすい箇所を重点的に。
もちろん、人によって、試験本番までの日数も、1日に確保できる勉強時間も違うので、
スケジュール内容も人それぞれで良いと思います。
上記は、あくまでも参考程度に考えてくださいね!
中期・短期のスケジュールも考えてみよう!
長期のスケジュールがだいたい決まったら、次は、中期や短期のスケジュールも考えてみましょう。
中期スケジュール
「中期」のスケジュールとは、3ヵ月や1.5ヵ月、1ヵ月などの区切りの中で、何をどれくらい、どのように学習するのか、ということです。
例えば、先ほどの「前半」期を考えてみます。
試験本番まで1年あるとすれば、「前半」期は3ヵ月程度あります。
(あくまでも例です)
そこで、「前半」期を、「1ヵ月」「1ヵ月」「1ヵ月」の3つに分けます。
- 最初の1ヵ月では、試験範囲全体の理解と、労働基準法や労働安全衛生法の理解
- 次の1ヵ月では、労災保険法や雇用保険法、労働保険料徴収法の理解
- 最後の1ヵ月で、健康保険法や国民保健法、厚生年金保険法、一般常識の理解
のようなイメージです。
もちろん、この段階で、細かいところまで覚えようとする必要はありません。
短期スケジュール
そして、「1週間」や「1日」単位で、短期スケジュールを考えます。
- 今週は、「労働基準法」について学ぼう。
- 今日の午前中は、「労働基準法」の「賃金」について勉強して、午後は「労働時間等」について学習してみよう。
といったイメージですね。
限られた時間の中で、効率的に勉強できるよう、工夫をしてみましょう。
まとめ
いかがでしたか?
以上が、社会保険労務士試験に独学で合格するための「学習スケジュール」についての簡単な説明です。
社労士試験は、試験科目が多く、範囲もとても広いです。
法律や労務の勉強をするのが初めての人も多いでしょう。
社会人の方は、勉強時間の確保が大変かもしれません。
だからこそ、試験本番までの「学習スケジュール」を、あらかじめ考えておくことは、とても大切なことです。
ぜひ、試験本番までの時間を計算し、「長期」「中期」「短期」のスケジュールを考えてみてください!
皆さんが、合格に向けた学習スケジュールを組み、効率の良い勉強に取り組まれることを願っております。