当ページでは、社会保険労務士試験に独学で合格するための「学習方法」「総学習時間の目安」などについて、とても簡潔に分かりやすく説明しています。
資格の学校などに通わず、独学で勉強して合格を目指すのは、最初は勇気が必要なことかもしれません。
ほとんどが法律科目のため、一から勉強する人にとっては、はじめは分からないことだらけでしょう。
しかし、安心してください。
何事も「慣れ」です。
そして、慣れてしまえば、学習はどんどんスムーズに進みます。
独学でも十二分に合格のチャンスがあります!
まずは、学習を始めるにあたり、頭の中で、学習方法をあらかじめ整理しておきましょう。
長期・中期・短期スケジュールを考える
まずは、試験までのスケジュールをざっくりと考えましょう。
仕事でも受験勉強でも同じですね。
8月の試験まで、どれくらいの日数があって、どれくらいの時間を使えるのかは、人それぞれです。
よって、学習スケジュールも人それぞれです。
ただ、なるべく長期・中期・短期それぞれのスケジュールを考えたほうが良いと思います。
特に、長期スケジュールはとても大事です。
例えば、8月まであと9ヵ月あるとしたら、
- 最初の3ヵ月は、テキストを熟読し、「理解」中心に
- 次の3ヵ月は、問題集で「演習」中心に
- 最後の3ヵ月は、実践問題や苦手科目克服を中心に
といった感じです。
※あくまでも一例です
中期は、1ヵ月単位など、短期は、1週間や1日単位で、何をどのくらい学習するか決めてみるといいでしょう!
自分に合った学習方法を見つける
ポイントは以下の3つです。
- 勉強タイプ(問題を解きまくるタイプか、テキストを読みまくるタイプか)
- 時間
- 場所
まず、自分が、どういった勉強タイプの人間であるか整理しましょう。
- 参考書やテキストを読むだけではなく、問題を解きまくることで、高得点をだせるタイプ
- 参考書やテキストをじっくりと隅々まで読みまくることで、高得点をタイプ
ほとんどの人が前者だと思いますし、おすすめの勉強方法も前者です。
とにかく問題を解くこと、特に過去問を解きまくることは、とても大切なことです。
ただ、中には後者のタイプの人もいますし、この2タイプ以外のタイプの人もいるでしょう。
どのタイプが悪いというわけではありません。
なるべく早い段階で、自分に合った勉強タイプを見つけるようにしましょう!
そして、時間と場所。
朝型の人もいれば、夜型の人もいます。
会社に勤めている人であれば、朝の出勤前・出勤中か、夜の帰宅後・就寝前が、平日の勉強時間を確保できそうな時間帯ですね。
もちろん、土日は人それぞれです。
自分が集中しやすい場所を見つけるのも大事です。
私は、自分の勉強机が1番集中できるのですが、リビングで勉強すると良いなんて話も耳にしますよね。
電車の中や図書館、スタバやドトールなどのカフェなんかが、その他の定番でしょうか。
自分が最も集中できる、お気に入りの時間や場所を見つけてみましょう!
総学習時間の目安は?
どこでも言われていることですが、
「これくらい勉強しなければならない」という決まった時間はありません。
人によって、勉強を開始するタイミングも、勉強に充てられる時間も違うからです。
それでも、一応、どれくらい勉強するべきなのか、の目安くらい頭に入れておきたいですよね。
私の聞く限り、社労士試験に独学で合格するための総学習時間の目安は、1,000時間です。
司法書士や税理士だと、その2~3倍くらいのイメージなので、社労士はまだ比較的難易度は低いです。
(比較的ですよ。)
仮に1,000時間勉強するとすれば、
- 試験まで残り1年あれば、1日に3時間
- 試験まで残り半年であれば、1日に5.5時間
くらい勉強時間を確保すればいいということになります。
実際のところ、1,000時間勉強しても、落ちる人は落ちますし、
50時間しか勉強していなくても合格する人はいます。
ある程度法律に詳しい人や、人事部で労務を担当していた人と、全くの初心者では、必要な勉強の量や質もだいぶ違いますよね。
1,000時間というのは、あくまでも目安として頭の隅におき、可能な範囲でなるべく多くの時間を、社労士学習に充てるよう心掛けましょう!
まとめ
いかがでしたか?
以上が、社会保険労務士試験に独学で合格するための「学習方法」に関する説明です。
まずは、「全体→部分」という順番を意識するのもおすすめです。
1つ1つ細かいことは意識せずに、大きく全体から学んでいくと、理解がスムーズになります。
はじめのうちは、分からないことだらけで、頭を悩ますことが多いでしょうが、深入りせずに次に進みましょう。
一通り全体像をおさえてから、また学習すれば大丈夫ですよ!
そして、独学においてとても大切なのが、参考書や教科書、問題集選びですね。
気になっている人も多いのではないでしょうか。
それらに関しては、別のページで、分かりやすく詳細までご紹介しているので、ぜひご覧くださいね!
皆さんが、当ページを参考にされ、社労士試験に向けての独学学習に、より一層励まれることを願っております。