当ページでは、社会保険労務士試験の「試験科目」や「試験形式」「問題数」「合格基準」について、とても簡潔に分かりやすく説明しています。
社労士試験は、「択一式」と「選択式」という2パターンの問題形式があります。
「択一式」が70問、「選択式」が8問、それぞれの「合格基準」を満たすことで合格することができます。
また、「合格基準」は毎年変わりますが、今までの傾向から、何となくの目安をつけることはできます。
試験科目は10種類(それらを7つに区切る)ありますが、詳しくは後でご説明しますね。
さらなる詳細を知りたい方は、全国社会保険労務士会連合会試験センターのオフィシャルサイトをご参照ください。
社労士試験の問題形式、問題数
社会保険労務士試験には、上述したように、「択一式」と「選択式」という2パターンの問題形式があります。
「択一式」とは、5つの選択肢の中から、正解だと思うものをマークシート上で選ぶものです。
全部で70問出題され(70点満点)、解答時間は210分です。
「選択式」とは、文章の中の5つの空欄に当てはまるものを、与えられた選択肢の中から選び、マークシート上に記入するものです。
全部で8問出題され(40点満点)、解答時間は80分です。
(1問につき、空欄が5つあります。)
社労士試験の試験科目
社労士試験の試験科目は、全部で10つあります。
※試験科目の区分の仕方は、多数存在します。実際の試験は、「労働基準法及び労働安全衛生法」といった風に、以下10つを7つに分けての出題となります。
最初は、試験科目の名称を覚えるのも大変だと思いますが、そのうち慣れていくので、心配しなくて大丈夫です。
・労働基準法
択一式7問 選択式0.5問
(選択式は、労働基準法と労働安全衛生法の2科目混合問題で1問出題されます)
・労働安全衛生法
択一式3問 選択式0.5問
(選択式は、労働基準法と労働安全衛生法の2科目混合問題で1問出題されます)
・労働者災害補償保険法
択一式7問 選択式1問
・雇用保険法
択一式7問 選択式1問
・労働保険料徴収法
択一式6問 選択式なし
・労務管理その他の労働に関する一般常識
択一式5問 選択式1問
・社会保険に関する一般常識
択一式5問 選択式1問
・健康保険法
択一式10問 選択式1問
・厚生年金保険法
択一式10問 選択式1問
・国民年金法
択一式10問 選択式1問
以上です。
試験科目、多いですね。
それぞれ、少しずつ、なんとなくのイメージを掴めていけたらいいと思いますよ!
社労士試験の合格基準
社労士試験の合格基準は、毎年変わります。
しかし、だいたいの傾向として、全得点の約7割以上を取ることが合格の目安と言われています。
「択一式」では、総得点48点以上、各科目4点以上。
「選択式」では、総得点28点以上、各科目3点以上。
総得点の基準と、各科目ごとの基準があり、どちらも満たさなければいけません。
例えば、総得点で9割取れていても、1つの科目で合格基準を満たさなければ不合格となります。
第49回(平成29年度)の試験の合格基準は以下の通りでした。
「択一式」
総得点45点以上、且つ各科目4点以上(ただし、厚生年金保険法は3点以上)。
「選択式」
総得点24点以上、且つ各科目3点以上(ただし、雇用保険及び健康保険法は2点以上)。
これらを全てクリアした人が、合格です。
また、その年の試験の正答率などを勘案して、基準点の補正という救済措置が取られることもあります。
しかし、基準点の補正という救済措置に頼ることなく、苦手・不得意科目を作らないようにすることが、社労士試験合格の鍵だと思います。
まとめ
いかがでしたか?
以上が、社会保険労務士試験の「試験科目」や「試験形式」「問題数」「合格基準」についての簡単な説明です。
社労士試験は、「択一式」と「選択式」という2パターンの問題形式があるんでしたね。
「択一式」が70問、「選択式」が8問、それぞれの「合格基準」を満たすことで合格することができます。
総得点で高得点を取っても、各科目ごとの基準もクリアしなけらばならないので、苦手科目を作らないように勉強しましょう!
さらなる詳細を知りたい方は、全国社会保険労務士会連合会試験センターのオフィシャルサイトをご参照くださいね。