社労士試験の受験資格について教えて!大卒や高卒は?【初心者向け】

ビジネス 男

当ページでは、「社会保険労務士試験の受験資格」について、とても簡潔に分かりやすく説明しています。

社労士試験を受験するには、いずれかの受験資格が必要です。

  • 学歴
  • 実務経験
  • 国家資格

以下に簡単にまとめましたので、ご自身がどの条件を満たしているのか、しっかりとチェックしてみてください。また、詳細を知りたい方は、全国社会保険労務士会連合会試験センターのオフィシャルサイトをご参照ください。
>>http://www.sharosi-siken.or.jp/exam/shikaku.html

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学歴

通常、まずは「学歴」で、受験資格があるかないかを判断します。

基本的には、「大学」「短期大学」「高等専門学校(5年生)」を卒業していれば問題ありません。(高等専門学校は聞きなれない言葉かもしれませんが、高校とは違うのでご注意くださいね。)

また、厚生労働大臣が認めた学校等(看護師学校保育士養成学校教員養成機関美容師養成施設など)を卒業している方も、受験できます。「専門学校」を卒業している方は、受験資格がある場合とない場合が細かく分かれるので、詳しくは、オフィシャルサイトをご覧ください。

大学を中退、あるいは在学中であっても、卒業に必要な単位を62単位以上習得していれば、受験資格が与えられます。よって、大学生であっても、単位習得状況によっては、受験が可能なんです。

残念ながら、現在の制度では、中卒・高卒の方には受験資格がありません。しかし、中卒・高卒の方でも、次にご説明する「実務経験」か「国家資格」の要件を満たすことで、受験が可能になりますよ!

実務経験

  • 労働社会保険諸法令の規定に基づいて設立された法人で、同法令の実施事務に従事
  • 公務員として、行政事務に従事
  • 独立行政法人で、行政事務に従事
  • 全国健康保険協会や日本年金機構で、社会保険諸法令の実施事務に従事
  • 労働組合の役員として、労働組合の業務に専従
  • 会社や法人の役員として、労務を担当
  • 労働組合の職員や法人、若しくは事業を営む個人の従業者として、労働社会保険諸法令に関する事務に従事
  • 社労士や社労士事務所、弁護士や弁護士事務所で、業務の補助

上記いずれかが、3年以上になる人に、受験資格が与えられます。
より詳しく知りたい方は、ぜひオフィシャルサイトをご参照ください。
>>http://www.sharosi-siken.or.jp/exam/shikaku.html

「学歴」で受験資格を満たさない場合も、実務経験があれば受験が可能です。社労士事務所や社労士法人で3年間経験を積まれる方も多くいらっしゃいますよ。

国家資格

厚生労働大臣が認めた国家試験に合格している場合にも、受験資格が与えられます。具体的には、以下のような国家資格です。

  • 行政書士
  • 司法試験予備試験、第一次試験等
  • 国家公務員採用総合職並びに一般職大卒程度試験、一般職高卒者試験
  • 税理士
  • 司法書士
  • 中小企業診断士 等

まだまだありますが、どれも一筋縄ではいかない難関資格ばかりです。一から勉強する場合、ある程度の時間は必要でしょう。しかし、もし、社労士で独立開業を考えるときに、自分の大きな強みになってくれる可能性があります。特に、行政書士は、中卒・高卒の方でも受験が可能なのでオススメです!

学歴」を満たさず、「実務経験」の条件を満たそうとする場合、最低でも3年は必要です。しかし、「国家資格」であれば、自分の努力次第で、すぐに取得することができます。

「学歴」を満たさずに社労士試験受験を目指す際に、どうしても時間を短縮したいのであれば、「実務経験」よりも「国家資格」取得を目指してみましょう!

まとめ

社労士試験を受験するには、「学歴」「実務経験」「国家資格」いずれかの受験資格が必要です。まずは、自分が「学歴」の条件を満たすかどうかチェックしてみましょう!

ちなみに、受験を申し込む際には、「受験資格証明書」が必要です。

  • 「学歴」の場合、卒業証明書や卒業証書の写し
  • 「実務経験」の場合、当該事務従事機関を証明する書面
  • 「国家資格」の場合、合格証明書などの写し

余裕をもって、忘れずに準備してくださいね!

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