当ページは、「通達」や「判例」など、法令について学習するにあたり必要となる事項をご紹介しています。
基礎知識として、頭に入れておきましょう!
- 社会保険労務士試験に向けて、これから勉強を始める方
- すでに学習中だが、基礎を確認したい方
- 法に興味がある方
基礎の基礎の内容なので、ぜひ、チェックしてみてくださいね!
「通達」とは?
「通達」とは、上級行政機関(各大臣、各庁・各局の長など)が、下級行政機関(その所管の各機関や各職員など)に伝達する事項のことです。
基本的に、文書でなされます。
その内容は、法令の解釈であったり、運用方針、それぞれの事項に関する上級官庁の見解だったりします。
簡単に言うと、「法令(法律や命令など)に書ききれなかったことに対して、どう対応するか」を伝えるものです。
法令(法律や命令など)そのものではないので、行政上守るべきものではありますが、守らなかったとしても、罰則などはありません。
一見、法令の学習には、あまり関わってこないような気もしますね。
しかし、実は、社会保険労務士試験においては、とても重要なものなんですね。
というのも、社労士試験の試験科目である、「労働基準法」や「雇用保険法」では、「通達」からの出題が、けっこう多いんです。
そのため、法令と併せて学習することになります。
「通達」とは何か、最初に理解しておくと、後々助かりますね!
「判例」とは?
ご存知の方も多いと思いますが、
「判例」とは、過去の裁判において、裁判所が下した判断のことです。
同じような事件が起きたときに、裁判所の判決の、とても重要な参考材料になります。
また、弁護士や当事者が、裁判の予測をする材料にもなります。
先に行われた裁判の結果(判例)は、後に行われる裁判に対して、一定の拘束力を持っている、という言い方もできますね!
実は、この「判例」も、社会保険労務士試験において、とても重要です。
「労働基準法」の問題などで、最高裁判所の判例からの出題がよくあります。
そのため、「判例」というワードも、「通達」と同様、頭に入れておきたいですね!
まとめ
いかがでしたか?
以上が、「通達」や「判例」など、法令について学習するにあたり必要となる事項のご説明です。
- 社会保険労務士試験に向けて、これから勉強を始める方
- すでに学習中だが、基礎を確認したい方
- 法に興味がある方
基礎知識として、頭に入れておきましょう!