当ページは、社労士試験における「社会保険に関する一般常識」の「社会保険法規」について、とても簡潔に分かりやすく説明しています。
- 社会保険労務士に興味がある方
- 社労士試験に向けて、独学で勉強を始める方
- 「社会保険に関する一般常識」の「社会保険法規」に関する、初歩的な知識が欲しい方
基本中の基本のことをまとめているので、ぜひ、参考にしてみてください。
社労士試験における「一般常識」とは?
社会保険労務士試験における「一般常識」問題は、以下の2種類に大別されます。
- 労務管理その他の労働に関する一般常識
- 社会保険に関する一般常識
さらに、「社会保険に関する一般常識」は、主に、以下の2種類に分けられます。
- 社会保険法規
- 社会保険の動向
当ページでは、「社会保険法規」について、簡単に触れていきます。
「社会保険に関する一般常識」の「社会保険法規」とは?
社労士試験で出題される、社会保険に関する法規には、以下のものがあります。
- 健康保険法
- 国民年金法
- 厚生年金保険法
さらに、上記に加えて、これらの法規について出題される可能性があります。
- 社会保険労務士法
- 国民健康保険法
- 船員保険法
- 高齢者医療確保法
- 介護保険法
- 児童手当法
- 確定拠出年金法
- 確定給付企業年金法
それぞれの概要について、簡単に触れていきます。
「社会保険労務士法」について
「社会保険労務士法」とは、
その名の通り、社会保険労務士の制度を定めている法律です。
主な目的は、社会保険労務士業務の適正を図り、労働・社会保険に関する法令の円滑な実施に寄与することです。
また、社労士の資格を有しない者が、社労士の業務(1・2号業務)を行うことを禁止しています。
「国民健康保険法」について
「国民健康保険法」とは、
国民健康保険事業の健全な運営を確保するための法律です。
社会保障・国民保健の向上に寄与することを目的としています。
※国民健康保険 … 農民・自営業者等を対象とする医療保険制度
※健康保険 … 会社員を対象とする医療保険制度
「船員保険法」について
「船員保険法」とは、
船員保険の給付等により、船員の生活の安定と福祉の向上に寄与することを目的とする法律です。
船員保険とは、船員を対象とする保険制度で、健康保険とほぼ同様の給付が行われます。
また、労災保険の上乗せ給付等、独自の給付も行っています。
「高齢者医療確保法」について
「高齢者医療確保法」とは、
国民の高齢期における適切な医療の確保を図ることを、主たる目的とする法律です。
正式名称は、「高齢者の医療の確保に関する法律」といいます。
75歳(一定の障害がある場合65歳)以上の者は、後期高齢者医療制度の適用を受けることになります。
「介護保険法」について
「介護保険法」とは、
加齢に伴って生ずる心身の変化に起因する疾病等により要介護状態となった者に対して、保険医療サービスや福祉サービスを行うことを、主たる目的とする法律です。
65歳(一定の場合40歳)以上の者が寝たきり状態になった場合、原則的に、1割の自己負担のみで、訪問看護等のサービスを受けられます。
「児童手当法」について
「児童手当法」とは、
家庭等における生活の安定に寄与し、児童の健やかな成長に資することを目的とする法律です。
中学校修了前の児童を養育する父母等に対して、児童手当が支給されます。
「確定拠出年金法」について
「確定拠出年金法」とは、
確定拠出型の企業年金制度等について定めた法律です。
確定拠出型の年金制度とは、あらかじめ拠出額を確定させる年金制度です。
加入者個人が、自己責任で掛金を運用し、運用結果がそのまま年金額に反映されます。
「確定給付企業年金法」について
「確定給付企業年金法」とは、
確定給付型の企業年金制度等について定めた法律です。
確定給付型の年金制度とは、加入期間や給与等に基づき、あらかじめ給付額が確定している年金制度です。
まとめ
いかがでしたか?
社労士試験における「社会保険に関する一般常識」の「社会保険法規」について、簡単にご説明しました。
もっと詳しく知りたい方や、社労士の勉強をしている方は、
各項目の、さらに細かな内容に触れていってくださいね!
- 社会保険労務士に興味がある方
- 社労士試験に向けて、独学で勉強を始める方
- 「社会保険に関する一般常識」の「社会保険法規」に関する、初歩的な知識が欲しい方
当ページが、皆さんの生活や学習の一助になれば幸いです。