当ページは、厚生年金保険法における「離婚時の年金分割」について、とても簡潔に分かりやすく説明しています。
- 厚生年金保険法における「離婚時の年金分割」に関する、初歩的な知識が欲しい方
- 社会保険労務士に興味がある方
- 社労士試験に向けて、独学で勉強を始める方
基本中の基本のことをまとめているので、ぜひ、参考にしてみてください。
「厚生年金保険法」とは？
それでは、まず、「厚生年金保険法」とは何か、簡単にご説明します。
「厚生年金保険法」とは、
会社員等が、歳をとったり、障害状態になったり、死亡したりしたときに、その当事者である被保険者またはその遺族に対して行う給付について定めた法律です。
当該被保険者・遺族が、安定した生活を送れるようにすることを目的としています。
国民年金は、全国民共通の基礎年金として支給されるものであり、
「厚生年金保険」は、会社勤めしている者に対して、国民年金に上乗せして支給されるものです。
「離婚時の年金分割」とは？
「離婚分割」について
平成19年4月1日以後に離婚等をして、所定の要件を満たしている場合、
離婚等をした夫婦の一方からの請求があれば、婚姻期間中の厚生年金記録（標準報酬月額・標準賞与額）を、2人の間で分割することができます。
よって、離婚等をした夫婦それぞれの老齢厚生年金等の年金額は、分割後の記録に基づいて計算されることになります。
「3号分割」について
平成20年5月1日以後に離婚等をして、所定の要件を満たしている場合、
国民年金の第3号被保険者であった者からの請求があれば、平成20年4月1日以後の婚姻期間中の第3号被保険者期間における、相手方の厚生年金記録（標準報酬月額・標準賞与額）を2分の1ずつ、当事者間で分割することができます。
よって、当事者それぞれの老齢厚生年金等の年金額は、分割後の記録に基づいて計算されることになります。
まとめ
いかがでしたか？
厚生年金保険法における「離婚時の年金分割」について、簡単にご説明しました。
もっと詳しく知りたい方や、社労士の勉強をしている方は、
各項目の、さらに細かな内容に触れていってくださいね！
- 厚生年金保険法における「離婚時の年金分割」に関する、初歩的な知識が欲しい方
- 社会保険労務士に興味がある方
- 社労士試験に向けて、独学で勉強を始める方
当ページが、皆さんの生活や学習の一助になれば幸いです。