当ページは、社労士試験における「労務管理その他の労働に関する一般常識」の「労務管理」について、とても簡潔に分かりやすく説明しています。
- 社会保険労務士に興味がある方
- 社労士試験に向けて、独学で勉強を始める方
- 「労務管理その他の労働に関する一般常識」の「労務管理」に関する、初歩的な知識が欲しい方
基本中の基本のことをまとめているので、ぜひ、参考にしてみてください。
社労士試験における「一般常識」とは?
社会保険労務士試験における「一般常識」問題は、以下の2種類に大別されます。
- 労務管理その他の労働に関する一般常識
- 社会保険に関する一般常識
さらに、「労務管理その他の労働に関する一般常識」は、主に、以下の3種類に分けられます。
- 労務管理
- 労働法規
- 労働経済
当ページでは、「労務管理」について、簡単に触れていきます。
「労務管理その他の労働に関する一般常識」の「労務管理」とは?
「労務管理」とは、
従業員の能力を、最大限効率的に活用し、会社の生産性を高めるための施策のことです。
従業員の採用から退職に至るまでのあらゆる“管理”が対象です。
主に、以下のものがあります。
- 人事情報
- 雇用管理
- 能力開発
- 賃金管理
- 人間関係管理
「人事情報」について
「人事情報」は、大きく2つに分かれます。
- 職務(仕事)に関する情報
- 労働力(従業員)に関する情報
職務情報を収集・分析することを「職務分析」といい、
労働力情報を収集・分析・評価することを「人事考課」といいます。
「雇用管理」について
「雇用管理」とは、
労働者の採用・異動・退職等の一連の管理のことです。
「雇用管理制度」は、以下のようなものがあります。
- 資格制度(従業員に、資格という名の序列を与える制度)
- 専門職制度(ライン管理職とは別に、スタッフ系列を設ける制度)
- コース別人事制度(従業員を、総合職と一般職等に区分する制度)
「能力開発」について
「能力開発」は、大きく2つに分かれます。
- 教育訓練
- 人材開発
「教育訓練」は、比較的短期間で、職務に必要な知識や技能を身につけさせるものです。
主に、以下の2つから構成されます。
- 職場内訓練(職場で、上司や先輩が、仕事を通して教育。OJT)
- 職場外訓練(集合教育、外部講習会への参加、通信教育の受講など。Off・JT)
一方、「人材開発」は、比較的長期的に、複数の職務経験を積ませ、能力を向上させるものです。
「賃金管理」について
「賃金管理」とは、賃金体系等を管理することです。
また、「賃金体系」とは、基本給と諸手当から構成される賃金の体系のことをいいます。
「基本給」には、以下のもの等が含まれます。
- 属人給(年齢や勤続等により決定)
- 仕事給(仕事的要素により決定)
さらに、「仕事給」には、以下のもの等が含まれます。
- 職能給(職務遂行能力により決定)
- 職務給(職務価値により決定)
「人間関係管理」について
「人間関係管理」とは、
労働者を、労働力商品としてではなく、心情的な動物として捉え、労働者のメンタル的側面を管理するものです。
例えば、以下のような施策があります。
- カウンセリング制度
- 苦情処理制度
- 労使協議制
- 小集団活動
- 提案制度
まとめ
いかがでしたか?
社労士試験における「労務管理その他の労働に関する一般常識」の「労務管理」について、簡単にご説明しました。
もっと詳しく知りたい方や、社労士の勉強をしている方は、
各項目の、さらに細かな内容に触れていってくださいね!
- 社会保険労務士に興味がある方
- 社労士試験に向けて、独学で勉強を始める方
- 「労務管理その他の労働に関する一般常識」の「労務管理」に関する、初歩的な知識が欲しい方
当ページが、皆さんの生活や学習の一助になれば幸いです。