当ページは、労働基準法第13条における「法律違反の契約」について、簡潔に分かりやすくご説明しています。
- 社会保険労務士に興味がある方
- 社労士試験に向けて、独学で勉強されている方
- 労働基準法の「法律違反の契約」に関しての、簡単なチェックがしたい方
ぜひ、参考にしてみてください!
労働基準法とは?
それでは、まず、労働基準法とは何か、簡単にご説明します。
労働基準法とは、労働条件の「最低基準」を定めた法律です。
昭和22年(1947年)、労働者を保護する目的で制定されました。
具体的には、以下のようなことについて、詳しく定められています。
- 労働契約
- 賃金
- 労働時間
- 休憩
- 休日
- 年次有給休暇
- 年少者
- 妊産婦等
- 就業規則等
皆さんも、学生時代のアルバイトから、サラリーマン生活まで、少なからずこの法律に守られているはずです。
働く人々にとって、最も身近な法律と言えるでしょう。
労働基準法の「法律違反の契約」とは?
続いて、労働基準法における「法律違反の契約」について、簡単にご説明していきます。
労働基準法第13条では、以下のように定められています。
「労働基準法で定める基準に達しない労働条件を定める労働契約は、その部分については無効とする。この場合において、無効となった部分は、この法律で定める基準による。」
(労働基準法第13条より)
先ほど述べた通り、労働基準法とは、労働条件の「最低基準」を定めた法律です。
したがって、その最低基準に達しない労働条件を定めることは、法律違反に当たります。
もしも、最低基準に達しない労働条件を定めた労働契約がある場合は、その達しない部分が「無効」となります。
これを、「強行的効力」といいます。
また、「無効」になった部分は、労働基準法で定める最低基準まで、引き上げられます。
これを、「直律的効力」といいます。
まとめ
いかがでしたか?
労働基準法第13条における「法律違反の契約」について、簡単にご説明しました。
もっと詳しく知りたい方や、社労士の勉強をしている方は、
各項目の、さらに細かな内容に触れていってくださいね!
- 社会保険労務士に興味がある方
- 社労士試験に向けて、独学で勉強されている方
- 労働基準法の「法律違反の契約」に関しての、簡単なチェックがしたい方
当ページが、皆さんの生活や学習の一助になれば幸いです。