当ページは、厚生年金保険法における「適用事業所」について、とても簡潔に分かりやすく説明しています。
- 厚生年金保険法における「適用事業所」に関する、初歩的な知識が欲しい方
- 社会保険労務士に興味がある方
- 社労士試験に向けて、独学で勉強を始める方
基本中の基本のことをまとめているので、ぜひ、参考にしてみてください。
「厚生年金保険法」とは?
それでは、まず、「厚生年金保険法」とは何か、簡単にご説明します。
「厚生年金保険法」とは、
会社員等が、歳をとったり、障害状態になったり、死亡したりしたときに、その当事者である被保険者またはその遺族に対して行う給付について定めた法律です。
当該被保険者・遺族が、安定した生活を送れるようにすることを目的としています。
国民年金は、全国民共通の基礎年金として支給されるものであり、
「厚生年金保険」は、会社勤めしている者に対して、国民年金に上乗せして支給されるものです。
厚生年金保険法における「適用事業所」とは?
続いて、厚生年金保険法における「適用事業所」について、簡単にご説明します。
厚生年金保険法における「適用事業所」は、以下の2種類があります。
- 強制適用事業所
- 任意適用事業所
それぞれについて、もう少し詳しく触れていきます。
「強制適用事業所」について
「強制適用事業所」とは、
その名の通り、厚生年金保険法が強制的に適用される事業所のことです。
以下に該当する場合、「強制適用事業所」となります。
- 適用業種(農林水産業や接客娯楽業などを除くほとんどの業種)である個人の事業所であり、且つ常時5人以上の従業員を使用するもの
- 業種に関係なく、国・地方公共団体・法人の事業所であり、且つ常時従業員を使用するもの
- 船員として、船舶所有者に使用される者が乗り組む船舶
「任意適用事業所」について
「任意適用事業所」とは、
「強制適用事業所」以外の事業所ではあるが、一定の要件を満たし、厚生年金保険の適用を受けることとなった事業所のことです。
一定の要件とは、以下の通りです。
- 事業主が、その事業に使用される者(厚生年金保険の被保険者となるべき者に限る)の2分の1以上の同意を得て、厚生労働大臣に申請をして、認可を受ける
まとめ
いかがでしたか?
厚生年金保険法における「適用事業所」について、簡単にご説明しました。
もっと詳しく知りたい方や、社労士の勉強をしている方は、
各項目の、さらに細かな内容に触れていってくださいね!
- 厚生年金保険法における「適用事業所」に関する、初歩的な知識が欲しい方
- 社会保険労務士に興味がある方
- 社労士試験に向けて、独学で勉強を始める方
当ページが、皆さんの生活や学習の一助になれば幸いです。