当ページは、国民年金法における「被保険者」について、とても簡潔に分かりやすく説明しています。
- 国民年金法における「被保険者」に関する、初歩的な知識が欲しい方
- 社会保険労務士に興味がある方
- 社労士試験に向けて、独学で勉強を始める方
基本中の基本のことをまとめているので、ぜひ、参考にしてみてください。
「国民年金法」とは?
それでは、まず、「国民年金法」とは何か、簡単にご説明します。
「国民年金法」とは、
国民が、歳をとったり、障害状態になったり、死亡したりしたときに、その当事者である被保険者またはその遺族に対して行う給付について定めた法律です。
当該被保険者・遺族が、安定した生活を送れるようにすることを目的としています。
昭和34年(1959年)の制定当初は、農民や自営業者等を対象とする公的年金でした。
現在では、すべての国民(会社員・専業主婦・学生等も含む)を加入対象とする、全国民共通の「基礎年金」として、私たちの生活を支えてくれています。
国民年金法における「被保険者」とは?
続いて、国民年金法における「被保険者」について、簡単にご説明します。
国民年金の「被保険者」は、以下の2種類があります。
- 強制加入被保険者
- 任意加入被保険者
それぞれについて、もう少し詳しく見ていきます。
「強制加入被保険者」について
「強制加入被保険者」とは、
本人の意思とは関係なく、国民年金の被保険者となる者のことです。
基本的に、以下の3種類に分けられます。
- 第1号被保険者 … 日本国内に住所を有する20歳以上60歳未満の、農民・自営業者・学生・無職の者等
- 第2号被保険者 … 会社員・公務員等、厚生年金保険に加入している者
- 第3号被保険者 … 20歳以上60歳未満の、第2号被保険者の被扶養配偶者(ex.サラリーマンの妻であり、専業主婦をしている方)
「任意加入被保険者」について
「強制加入被保険者」に該当しない者も、一定の要件を満たせば、厚生労働大臣に申し出ることにより、国民年金の被保険者となります。
この被保険者のことを、「任意加入被保険者」といいます。
例えば、以下のような方が、任意加入の申し出をする場合があります。
- 海外に居住している自営業者
- 「強制加入被保険者」の期間のみでは、老齢基礎年金の受給資格要件を満たせなかった者
まとめ
いかがでしたか?
国民年金法における「被保険者」について、簡単にご説明しました。
もっと詳しく知りたい方や、社労士の勉強をしている方は、
各項目の、さらに細かな内容に触れていってくださいね!
- 国民年金法における「被保険者」に関する、初歩的な知識が欲しい方
- 社会保険労務士に興味がある方
- 社労士試験に向けて、独学で勉強を始める方
当ページが、皆さんの生活や学習の一助になれば幸いです。