当ページは、「許可」と「認可」の法律の文章における意味の違いについて、とても簡潔に分かりやすく説明しています。
日常生活では、特に明確に使い分けることはないと思いますが、
法律の文章においては、「許可」と「認可」は、意味や使い方にしっかりとしたルールがあります。
基礎の基礎ですが、これから法律の勉強を始める方は、ぜひ頭に入れておきたい内容です。
「許可」とは?
まずは、「許可」の意味についてご説明します。
「許可」とは、
本来は禁止されている行為について、その禁止を解除し、適法にその行為を行えるようにする行政行為のことです。
「禁止されているけれど、その禁止を解除するよ」というのが「許可」なんですね!
そのため、「許可」を得ていないのに、その行為を行ってしまうと、原則として罰則の対象となります。
例を挙げると、自動車運転免許の取得や、飲食店の開業などがあります。
いずれも、「許可」がなければ、禁止行為なわけです。
「認可」とは?
では、次に、「認可」の意味についてご説明します。
「認可」とは、
特に禁止されていない行為について、その行為に同意を与えることで、その法律上の効力を完成させる行政行為のことです。
例えば、電気・ガスなどの公共料金、学校法人や保育園の設立、銀行の合併などが挙げられます。
もともと禁止されているものではないので、「認可」を得ずに、その行為を行ったとしても、原則的に罰則対象にはなりません。
ただし、法律上の効力はない状態になります。
国が定めた認可基準をクリアした「認可保育園」は、国から補助金の支出を受けられます。
しかし、「認可」を受けていない「認可外保育園」は、その運営を禁止されるわけではありませんが、補助金などはもらえないんですね!
まとめ
いかがでしたか?
「許可」と「認可」の法律の文章における意味の違いについて、簡単にご説明しました。
日常生活では、特に明確に使い分ける必要はありませんが、
法律の文章においては、「許可」と「認可」は、意味や使い方にしっかりとしたルールがあるんですね!
基礎の基礎ですが、これから法律の勉強を始める方は、ぜひ頭に入れておいてくださいね!
当ページが、皆さんの生活や学習の一助になれば幸いです。