当ページは、「場合」と「とき」の法律における使い分けや順番、「時」と「とき」の違いについて、とても簡潔に分かりやすく説明しています。
日常生活では、特に明確に使い分けることはないと思いますが、
法律の文章においては、「場合」と「とき」、「時」と「とき」は、順番や使い方にしっかりとしたルールがあります。
基礎の基礎ですが、これから法律の勉強を始める方は、ぜひ頭に入れておきたい内容です。
「時」と「とき」の違いは?
普段の生活では、「時」と「とき」を使い分ける、という方は少ないですよね?
そもそも、この2つに違いってあるの?って感じですよね。
しかし、法律の文章において、「時」と「とき」には、明確な違いがあります。
「時」はには、時点や時間を示す役割があります。
一方、「とき」は、時点や時間を示す役割に加え、「仮定的条件」を表す役割もあるんです。
「時」は、「仮定的条件」を表す場合には、使えないんですね!
そのため、「時」を「とき」と記すのは問題ありませんが、「とき」を「時」を記すことはできません。
少し頭がこんがらがりそうですが、何となくでも大丈夫なので、頭の片隅に置いておきましょう!
「場合」と「とき」の使い分け・順番
「場合」と「とき」は、どちらも「仮定的条件」を表すことができる言葉です。
「仮定的条件」の意味でこれらの言葉を使う場合、どちらを優先的に使わなければならないという決まりはありません。
しかし、法律の文章において、これら2つの言葉を同時に使用するときには、決まったルールがあるんです。
大小2つの「仮定的条件」を、重ねて表す場合ですね。
その場合は、大きな「仮定的条件」に「場合」を用い、
次の小さな「仮定的条件」に「とき」を用います。
例
- ○○の場合において、△△したときは……
- □□の場合、☆☆であるときは~、★★であるときは~
まとめ
いかがでしたか?
「場合」と「とき」の法律における使い分けや順番、「時」と「とき」の違いについて、簡単にご説明しました。
日常生活では、特に明確に使い分けることはないと思いますが、
法律の文章においては、一定のルールがあります!
当ページが、皆さんの生活や学習の一助になれば幸いです。